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「未来のミライ」の感想と考察(ネタバレ)

よいこのみんな!!!ほやっほー!!!

きょうは、えいが「未来のミライ」をみてきたよ!!!

こうふんがさめるまえにあらすじ、感想や考察をかくよ!!!これから観るよていのおともだちは読まないほうがいいかも?!?!

はい!!!ここから!!!

 

まず初めに。

ポスターや予告編では「大きくなった妹が未来から会いに来る」的な内容。

あれは、物語のごくごく一部分でした!w

未来ちゃん目当てだと肩透かし食らうと思うし、これまでの細田監督作品に見受けられるドラマティックな展開を期待してもダメ。

言ってしまえば、これは4歳児「くんちゃん」の世界の物語。物語といっていいものかどうかも謎だけど・・・。

幼いころの「現実とも夢ともつかないよくわからない記憶」や「ただ漠然とした恐怖」等が描かれている。特に東京駅のシーンは共感できるものが多かった。ホームの文字がアラビア文字や中国語などよくわからないものになったり、見慣れた列車の中に突然未来的な新幹線が現れたり。そして、おとうさんとおかあさんの名前を尋ねられるが、答えられない。(ちなみに作中で名前が設定されているのは、くんちゃん、未来、ゆっこ(犬)のみ。それ以外はくんちゃんが認識できていない)答えられない子供は地下深くにあるホームから、怖い新幹線に乗せられてどこかへ連れていかれてしまう。

これに似た経験をした人もいるのではないでしょうか?

 

そして、4歳児をすごくリアルに描写している。

妹が出来て、嫉妬してぐずるっていうくらいだったら、ほかの作品でもありがちな光景だけれど、この作品はさらに踏み込んでいる。「刹那的」な行動の描写がうまい。「ちらかしたほうがたのしい」「ちらかしてたべたほうがおいしい」など、あとから怒られることを想定せずに、パラレル上の「おかあさん」と遊んでしまう。そして、「おかあさん」はおかあさんにしこたまおこられるのだが、そこでくんちゃんは漠然とした恐怖しかおぼえない。個人的にはここもすごいと感じた。なぜなら、普通であれば、「なんだ、おかあさんもぼくとおなじことをしていたんだから、ぼくをおこるのはおかしいんじゃない?」っていきつくはずである。しかし、くんちゃんは漠然と子供が泣きわめいている声を恐れている。ただそれだけ。

 

そんなかんじのことが、ただただ続く映画です。っていうとすげーつまんなく聞こえますよね。実際そうだと思います。きょう観にいった映画館も、一番小さいシアターでの上映だったし、周りのひとは、終わっても「???」って感じだったし、何ならエヴァ特報のほうがおもしろかったって人もいるかもしれないw 先述の東京駅のシーンなんて、4歳児が見たらトラウマになるかもしれないw

今回もまた「家族」をテーマにしている細田作品ではあるけれど、これまで以上に人を選ぶ作品になっていますね。個人的には大ヒットだけど!

言葉はアレだけど、「くんちゃんの空想で家族の絆が深まる話」っておねえさんは思いました!おねえさん的には超おすすめ!